不動産業界の広告について Part3 ~紙媒体・チラシ~
不動産業界の広告で未だ直接効果が見込みやすい媒体は、オーソドックスに折り込みチラシです。
不動産業界に入る前は、なんでこんなに毎週折り込みチラシって懲りずに入ってるんだろう??って思ってました。
皆さんも、新聞の折り込みチラシって取って即捨てることって多くないですか??
しかも、チラシってことは不特定多数に対してというよりは、エリアも限られている訳です。効率悪い感じがして仕方ないと思ってました。
さてさて、では、実際なぜ未だに折り込みチラシを入れ続けるのか、簡単に説明しましょう。
マンションの成約した人の内訳がその理由になります。
マンションを購入する人の割合は、地元率がめっちゃくちゃ高い訳ですよ。
この傾向は、郊外でも都心でも、意外と変わらないです。(完全に投資用メインとかだと別ですが)
例えば、東京の市部の場合、3~4割が地元の人が購入とかザラです。
僕は地方出身なので、特にエリアなどのこだわりなくマンションを物色したりしていますが、全く違うエリアからやってくるお客さんは少ないのが実情の様です。
そういった意味で、湾岸エリアは物件によっては大苦戦しているようです。
なぜなら、地元の人がそもそも存在していなかったからです。
例えば、有明で周りにまだあまり商業施設のない東京建物さんのBririaなんかは、集客はあっても成約数が少ないため長期販売になっています。仮にマンションが良いとしても、地縁のある人が少ないと、難しいということですね。
折り込みチラシは、地元の人への刷り込みの効果は非常に高いですし、その効果が見込みやすいエリアは販売の側にとってもやりやすいです。
決して安くはない媒体ですが(数万部配布すると、50万弱かかったりします)、やらない訳にはいかないのが折り込みチラシです。